一昨年、やんばるの森での芥川賞作家・
目取真俊さんとの出会いが、
「脳髄と筋反射と血流に、激しい一撃を
与えた」と語る作家の臼田夜半さんが、
目取真俊さん『希望』を糸口にして、
沖縄文学との出会いを語ります。
多くの日本文学の主語である
近代的個人=「私」に対し、
「常在する主語」として、
生者と死者を貫いて変幻自在に立ち働く魂。
その魂の「見える者」と「見えざる者」
という、人間の本性を巡る決定的な分裂。
そして苦悩する精神の身体化である
「異形の身体」。
あるいは深く刻印された戦争の記憶と、
身体言語としての「暴力」。
そしてなによりも「屈せざるもの」。
臼田さんは聖ヒルデガルトの研究者
でもあり、現代医学の視点ではない
「肉体と魂」という視点から
人間のからだや、社会と共同体を
捉えなおしている作家です。
臼田さんだからこそ捉えられる
全存在性としてのスピリチャリティ、
その本性に従った「現実社会への受肉」
とは何かをうかがいます。
臼田夜半氏プロフィール
ヒルデガルト研究会主宰
著書に『ネロの木靴』(地湧社)
随筆集『病という神秘』(教友社)
翻訳書『聖ヒルデガルトの病因と治療』
(ポット出版)がある。
日時 平成30年11月10日(土)
午後2時00分より
会場 BVハウス
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-20-23
JR山手線・代々木駅東口 徒歩2分
地図 http://bit.ly/1htntqy
案内 http://bvhouse.exblog.jp
スケジュール
14:00 開場~名刺交換
14:30 臼田夜半さんのお話
16:00 ご歓談
16:30 中締め
会費 3,000円(飲物とお菓子つき)
定員 12名
お申し込み・お問い合わせ
http://bit.ly/resonanceapplication