10月11日にレゾナンスCafe Vol.016 『倍音で遊ぶ 〜 Let’s resonate』をBVハウスにて開催しました。
音を可視化するソフトを利用して、声や楽器の倍音について学びました。お話は音声の専門家でもある福島EICHIさんです。
声や音の種類によって、倍音をたくさん含む音、ほとんど含まない音があります。それらがどのようなものか、確認していきました。
まず、可視化するソフトを通して声を変化させてみました。マイクに向かって「あいうえお」と言っていきます。すると倍音が変化していくので、確かに「あいうえお」で音の出る帯域に変化があることがわかりました。でも、これらは相対的で、すべての人が同じ倍音分布ではなく、極めて相対的なことなのだということがわかりました。たとえば「お」と言うと、たいてい倍音が少なくなり、基音の部分だけになるのですが、人によっては「お」と言っても、倍音部分が響いている人もいました。
このようにして、いろんな音について倍音の存在を確認しました。何度もこのように確認することで、どんな音に倍音が含まれているのか、なんとなくわかるような気がしました。それを文字に書き起こすのは大変難しいのですけど。音叉のような音は倍音が少なく、バイオリンのような音は倍音がたくさん含まれていると言えばわかるでしょうか? また琴のような音は、音の出だしに倍音が多く、時間が経つにつれ倍音は少なくなっていきます。
またいつか機会があったらこのような音の観察を続けていこうと思います。