カテゴリー別アーカイブ: 大介

受け入れたつもりになる

大介>

ゆきの話、わかるような気もするけど、完璧にわかっている訳でもないな。でも、そうかもしれないという感じはあるよ。

たとえばさ、犬って主人の状況を場所に関わりなく察知するじゃん。知ってる? 『世界を変える七つの実験』という本があって、ルパート・シェルドレイクが書いたんだけど、そのなかに飼い犬の実験が出てくるんだ。それがさ、犬を観察できるように家の各所にビデオカメラを設置するの。ビデオカメラの画面には必ず時計を置いておいて正確な時刻がわかるようにしておく。すると犬の行動と飼い主の行動が完全にリンクしていることがわかるんだって。つまり飼い主が会社から帰ろうとすると、その時刻に飼い犬が玄関に行ったりとかするんだってさ。まさかと思うだろう? 本当らしいよ。で、なぜ犬がそんなことわかるんだろうって、その理由がわからなかったけど、その多次元世界の話を聞いたら、関係あるかもと思った。

推測だから正しいかどうかわからないけど、犬は多次元の感覚を感じていて、その感覚が来るとそれに素直に反応する。人間にも来ているのかもしれないけど、三次元的、言語的には理解不能だから、ついそのサインを見逃すんだろうな。それでわからないつもりになっちゃう。違うかな? まあ、多次元を味わうことができないから、正しいかどうかはどうやったってわからないな。

たとえば、ここで僕がゆきのイメージ通りにバーで飲んでいる雰囲気になったら、それって多次元に入ったって言えるの? もし言えるならバーにいることにしてみようかな。

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人類が進化することはあるかもしれないけど、分化はどうかな?

大介>

実加子のいうこと、ほとんどわかるしそうだなと思うけど、人間が分化していくってのはどうかな?

進化するのはすると思うよ。でもさ、たとえ宇宙に出て行って骨が柔らかくなって、からだがまるっこくなっても、数世代の間は地球にいる人と宇宙に行った人の間でも子供は作れるだろうから、互いの形質を交換しながらひとつの主として存続するんじゃないかな? よほど生きている場所が離れてしまえば難しくなるだろうけど、そういう時代になるのはずっと先だろうし、実際そうなるかどうかはわからないんじゃないかな? たとえば、遠い宇宙に行くときはロボットが行ったりするようになるんじゃないかな? まあ、分化する可能性がまったくゼロというわけではないかもね。

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動物に同調しようぜ

大介>

ほら、俺ってさ、イルカと泳ぐじゃん。するとなんかピッタリと同調するときがあるんだよね。いつもじゃないけど、ときどき。でもそれは他の人よりずっと多いと思う。

実加子のいうことわかるし、素敵だけど、動物に同調しないなんて考え、まだ固いね。俺はイルカと同調するし、鳥ともときどき同調する。完璧じゃないよ。でもさ、人間にとっての完璧と、イルカや鳥にとっての完璧とは、どこか違うんだよね。それがうまく言えないから、、、なんかね。

だいたいさ、人間があらゆることを言語で表現できると思っていることがまちがいでしょう? たとえばさ、俺が夢を見たとして、その夢ってとても変だったら、うまく言葉にはできないよ。たとえばさ、俺がグニョ〜って溶けて変な光を浴びながら地球の中心に行ったとするじゃない? この話聞いていろんな人がアニメでそのときのことを表現したとしたらさ、そのアニメは同じものにはならないと思わない? それと同じでさ、人間が思う動物の感じって、言葉に縛られていてさ、「かわいい」とか「愛しい」とか言うけどさ、それって人間の都合でできた言葉だから、動物にとってはどうでもいいことなわけ。動物にとってはさ、もっと原初的なというか、ちょっとそれは違うな、そう、その動物特有の感覚があるだけでさ、人間の言葉的感覚とは違うのよ。それを表現するのはできない。イルカの感覚と鳥の感覚は違うし、ましてそれらと人の感覚も違う。それを同じ言葉で表現しようとしたら、いろんな間違いが起きる。人間だって、言葉が違えば感覚変わるじゃん。日本語使っているときはどうしても目上とか目下とか考えて言葉使うから、俺たちみんな兄弟だぜって感じにはなりにくいけど、英語だと簡単だよね。人間でも言葉が違うだけで感覚が違うんだぜ、まして身体が違う動物を、本当の意味でわかるってのは、だからとても難しいことだと思ってしまう。でも、それが人間の枠なんだよな。言葉の枠をはずせば、動物とだって分かり合える。でもそれは、言葉的に分かり合えるのとは違う「わかりあえる」なのよ。わかる?

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